検査前後の説明だけでなく
疑問や不安に
しっかりお答えします

全出生の約3~5%に何らかの問題を持つ赤ちゃんが生まれていると言われています。出生前診断とはお腹の中にいる赤ちゃんに何らかの問題がないかを検査・診断することです。通常の妊婦健診だけでは不十分であり、特別に時間をかけて行う必要がありますが、広く行われているものではありません。
特に胎児超音波検査では、観察すべき項目が定められていないため、病院によってその内容には大きな差があります。

出生前診断の最も重要な事は事前の説明および検査結果の説明です。「異常が検出されたので総合病院に紹介します」だけでは不安だけが募ります。わかることとわからないことをはっきりさせ、その子にとって最適な病院を選び、スムーズに移行できるようにサポートする必要があります。当院の出生前診断は必要に応じて産科専門医が検査、説明、カウンセリングを行います。

出生前診断の種類

当院で行っている出生前診断は胎児超音波検査、クアトロテスト、羊水染色体検査、新型出生前診断(NIPT)です。

胎児超音波検査

胎児超音波検査はいつも妊婦健診時にやっている超音波検査とやり方は変わりませんが、出生前診断で行う胎児超音波検査(妊娠25週前後)は時間をかけて細かく赤ちゃんを観察し、形態的な異常を確認します。

クアトロテスト

クアトロテストはダウン症候群、18トリソミー、神経管閉鎖障害(二分脊椎)のリスクを推定する検査です。通常は妊娠15~16週頃に行います。この検査を行うことによって高齢出産であっても、リスクが低いことがわかれば、羊水検査をしないことを選択することもできます。また、若い妊婦さんがこの検査を受けた結果、リスクが高い場合には羊水検査を受けるという選択も可能です。この様にこの検査は、羊水検査を受けるかどうかを判断するための一つの判断材料となります。

羊水染色体検査

羊水染色体検査は妊娠16週以降に妊婦さんのお腹に針を刺し、羊水を採取する方法です。この検査は赤ちゃんに染色体の異常があるかどうかを診断する検査で、クアトロテストや新型出生前診断(NIPT)、超音波検査と違い、確定診断となります。
染色体の異常によって起こる赤ちゃんの病気は一部であり、全ての病気を診断することはできません。

新型出生前診断(NIPT)

新型出生前診断(NIPT)はおなかの中の赤ちゃんが染色体疾患をもつ可能性をみるための検査です。検査対象となる染色体疾患は ダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーです。妊娠10 週以降に妊婦さんから10ml程の血液を採血します。結果は「陽性」、「陰性」、または「判定保留」と報告され、「陽性」とはその疾患の可能性が高いということを意味します。精度の高い検査ではありますが、染色体疾患の可能性の高さを判定しているにすぎず、検査結果が「陽性」の場合には、羊水染色体検査での確定検査が必要です。また、「判定保留」の場合には、その後に取りうる対応について再度相談する必要があります。

出生前検査認証制度等運営委員会

出生前診断について詳しく知りたい方はできるだけ早い週数で院長クラス①出生前診断を受講して下さい。
ご夫婦、ご家族でのご参加や他院へ通院中の方も大歓迎です。ご予約はお電話092-952-1779またはネット予約でお願いいたします。
※新型出生前診断(NIPT)をご希望の方は遺伝カウンセリング外来の受診が必要です。

出生前診断の検査・結果説明費用

当院で分娩予定の方(分娩予約がお済みの方)で出生前診断をご希望の方

胎児超音波検査(1回分) 3,300円
クアトロテスト(説明費用込み) 33,000円
羊水染色体検査(説明費用込み) 143,000円
新型出生前診断 NIPT
(結果説明費用込み)
初回 132,000円
(初回の結果が判定保留で2回目を必要とした場合
66,000円)

※羊水染色体検査は完全予約制となっています。
※料金は税込記載となっております。
※新型出生前診断(NIPT)をご希望の方は遺伝カウンセリング外来の受診が必要です。遺伝カウンセリング外来の受診費用は30分11,000円(税込)となります。
※出生前診断は当院でご出産予定の方に限ります。

当院の無痛分娩は那珂川市近郊(福岡市南区、福岡市城南区、福岡市博多区、春日市、大野城市)の方はもちろんのこと、
遠方の方も歓迎いたします。お気軽にお問い合わせください。